2024年に読んだ本の中で一番面白かったのは、穂波了の「月面にアームストロングの足跡は存在しない」でした。
月開発のプロジェクトチームに「アポロ11号はリスクが大きすぎて実は月に着陸してなかった、この事実を隠蔽するため月面に足跡をつけてこい」というミッションが課せられます。
6人いるチームはミッション遂行派と反対派と中立派とに別れ、意見がまとまりません。
そこへ想定外のハプニングが起きて、全員が生きて地球に帰還することは不可能に。
そんな状況に向き合い、力を合わせて克服していこうとする話です。
宇宙という圧倒的な存在の前では、人間はちっぽけなものだと痛感させられます。
そして、全員が生きて帰れないことから命に優先順位がつけられます。
このあたりがとてもうまく書かれていて、2024年のNo.1に選びました。
すでに2回読みましたが、2回とも号泣しました。
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